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ブラック企業は未だに隠しテキストでブラックハットSEO対策!!

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ブラック企業は未だに隠しテキストでブラックハットSEO対策のアイキャッチ
私の務める会社ECサイトを運営しているブラック企業です。

そんなブラック企業ですが、なんと未だに隠しテキストでSEO対策をしているんです。

これにはちょっと驚きです。

どんなふうな隠しテキストか、まとめました。









ブラックハットSEO

web関連に明るい方ならこの言葉はもう周知ですよね。

簡単にいうとこんな感じです。

ブラックハットは検索エンジンのガイドラインから逸脱して、または裏をかいて検索順位をあげたりする行為&手法を指す言葉

例えば、グーグルが制定しているルールから外れて悪さをし、検索順位を上げることです。

ブラックハットは手法はいくつもありますが、グーグルのアップデートと共に淘汰されていってます。

ただ、未だにブラックハットな手法でのSEO対策をしているHPは数多く存在します。


SEO対策は、自社のHPが上位に表示されるよう対策することを指します




隠しテキスト

そんなブラックハットなSEO対策の中の一つ、隠しテキストがウチのHPに設置されています。

隠しテキストとは文字通り『テキストを隠す』手法です。

隠しテキスト
  • 文字を背景色と同化させる
  • 画像の後ろに文字を隠す
  • リンクを隠す
  • 文字のサイズを視認できないほど小さくする
  • 人間側からは見えないけど、検索エンジンからは見えるように意図的に細工したものです。

    文字を見えなくしているので、人間が見ているよりも遥かに多い情報量を詰め込み、あたかも検索エンジンには優良なサイトであると誤認させることが目的です。

    危ないですね〜。



    隠しテキスト導入までの流れ

    なぜ隠しテキストが導入されたのか、流れを説明していきます。

    もともと依頼をしていたSEO業者があり、そこはしっかりと成果を出して信頼のおける業者さんでした。

    ただ、社長は毎回高いお金を支払うのは嫌だと、成果は何も出ていないじゃないかと言い始めました。

    そこで社長が自ら引っ張ってきたSEO業者が今のSEO対策をしている業者さんです。


    スペシャルプライスの画像
    もともと契約していた業者よりも破格の値段で対応をして、対策してくれるキーワード数が非常に多い。

    その金額でその対応してくれるの!?ってくらい非常にリーズナブルな見積もり金額に社長はすぐさま飛びつきました。


    そして対応してもらいできた成果の内の一つが隠しテキストだったんですね。




    導入直後は気づかずにいた

    格安なSEO業者さんに対応をお願いして少し経ってから、徐々にHPへの訪問者数が増えていきました。

    ※実際は外部対策で怪しげなリンクから大量にHPに訪問するというものでしたが・・・。この話はいずれ書きます。

    WEB業務の担当スタッフと社長は満足そう。

    見せかけの数字なのに・・・。

    俺の目には狂いはなかったと誇らしげな社長、満足そうで何よりです。




    ある日隠しテキストを見つけてしまう

    そんなある日、サイトの表記が一部おかしいことに気づきます。

    おかしい。

    格安SEO業者さんがいじってからなんだかおかしい。

    業者さんにはお宅のコードがウチの表示を崩していますよと修正を依頼しつつ、私は私でHPのソースを確認。

    私はweb担当ではないので、普段はいじることはないのですが、どんな対策をしているのかが気になり中身を覗いてみました。


    するとそこには、格安SEO業者さんが対応したであろう記述が記されていました。

    idとclass名には会社名とシステム名で表記されていましたが、実名公表は避けておきます。

    変わりにこのブログ名を入れてありますのでご了承ください。

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    <div id='black_hat_ceo' class='black_hat_ceo'>


    なるほど、ここから業者さんが内部対策をしてくれた部分かと。

    だた、読み進めると何かがおかしい!

    追記されていたソースコードの最後の方にはこんな風に記述されていました。

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    <div style='display:none;'><iframe src='xyz.html' marginwidth='0'
    marginheight='0' hspace='0' vspace='0' style='margin:0px;' scrolling='no'
    frameborder='0' height='1' width='1'></iframe></div>

    ※実際のコードと名称などを変更しています

    100行くらい記述のあったコードはすべてdisplay:none;で表示されないようになっていたんです。


    何だこれはと。

    100行あまりの内容をよくよく見てみました。

    実際のソースコードを表示すると私の会社がバレてしまうので、仮に靴専門サイト『ブラックハット』として表記します。

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    <div id='black_hat_ceo' class='black_hat_ceo'>
    <h1>スニーカー</h1>
    <h2>スニーカーなら品揃え豊富なのブラックハットと革靴おしゃれ/ビジネス用に</h2>
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    <p>A:はい、おしゃれです</p>
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    	<li>スニーカー:全てにおいて似合います。</li>
    	<li>革靴:おしゃれ加工</li>
    </ul>


    日本語がおかしい!!

    更に読み進めてもやはり意味不明。

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    <strong>スニーカー・スゴイとは</strong><br>
     
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    こんなレビュー風なのか商品説明なのかよくわからないものが、何個も何個も存在しました。

    実際のソースを元に、例として書き記しましたが、もうメチャクチャ過ぎて笑えてきましたよ。




    担当者も社長も気づいていない

    ココまでおおっぴらに隠しテキストを入れているのにweb担当者と社長は全く気づいていません。

    というか名ばかり担当者と、webやりたがりなだけの社長なので、htmlもcssもわかりません。

    アナリティクスもサーチコンソールもアドワーズもわかってません。

    ただただ、web管理者の俺、カッコいいだろ状態です。

    クールガイの画像 呆れてものも言えません。

    ecサイト運営会社とは思えない醜態です。




    おわり

    未だに隠しテキストは放置されたままなので、もしかしたらいずれ何らかのペナルティを受けるかもしれませんね。

    皆さん、SEO対策は正しく運営することをオススメいたします。


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