特に多い、あやふやな命令が困ります。
今回は『施策を考えろ!』と命令してくる社長について考えます。
施策とは
ウチの社長はよくこんなことをいいます。
何かしらの施策を考えろ!
施策とは
実行すべき計画です。施すべき策。実行すべき計画
ウチの社長は会社を運営する上で目的・目標を一切立てません。
社員には『何事をやるにもまずは逆算して考えなくちゃ』なんてビジネス書で聞きかじったことを言ってきますが、本人はいたってできません。
なので、いつも案件のゴールや着地点を設定せず、手段だけで指示を出してきます。
以前にはその点について書き記した記事も参考にしてみてください。
手段ばかりで目標と目的がないブラック企業の社長に振り回される!!
社長から出た施策
社長から出た施策が2つ出てきました。1つは電話応対の品質向上、もう1つは新商品の追加です。

俺ならこんな施策が出るんだぜ!
そんな理由をこれから書いていきます。
電話応対の品質向上
社長の最終的な目的や目標は出てこなかったので、目標は売上増加と仮定しておきます。まぁ会社なんてのはとどのつまりお金を稼ぐ場所です。
大義名分を省いてしまえば、とどのつまりお金です。
電話応対の品質を高める分にはいいと思います。
ECサイトですが、電話の問い合わせも非常に多いので、そこから売上につながることも多いです。
が、会社で働いている社長のお友達は電話応対が非常に苦手。
電話応対の練習をするとストレス過多ですぐに社長に泣きつきます。
そうすると鶴の一声。

電話の応対練習、可愛そうだからやめようぜ。
新商品の追加
お次は新商品の追加です、これがなかなかの曲者。仮にウチの会社がスニーカー専門店とします。

このお店で新商品を増やそうと思ったら、新たな靴のブランドを取り扱うなり、既存ブランドの商品のラインナップを変えてみたりと考えられますが、社長は違います。

靴紐の取扱増やしたら、売上爆増じゃね?
さらにこんな事も言ってきます。

サバの缶詰流行ってるからウチでも取り扱おうぜ!

進言してみる
ウチのカリスマ社長ですから、異論を唱えるなんてもってのほか。それでも恐れ多くも進言してみました。
『サバ缶を商品として導入することはできますが、サイトの専門性が下がってSEO的にも良くないです。増やしたところでグーグルからの評価も下がって最終的に売上下がりますよ。』
するとは社長はこう反論してきました。

SEOとかサイトの評価とか知るか!できることを俺はやりたいんだ!
ウチのブラック企業はECサイトで飯を食っているのに・・・。
いくつかあるサイトのウチ、貴方が専門性を下げたから売上が右肩下がりなサイトがいくつもあるじゃないですか・・・。
おわり
こうしてまた不毛な1日が終わりました。結局社長が何をしたいのか、宙ぶらりな施策という言葉だけが社内を駆け回っています。