その年をどういう風に会社を動かすのか、社員はどのようなことが求められているのか。
今回は、私が実際に社長から言われた目標を書いていきます。
何事にも具体性を
仕事をする上で、何をするにも具体性が必要ですよね。よく5W1Hなんてのがあるように、色々と具体的にする必要があるます。
5W1H
Who(だれが)
When(いつ)
Where(どこで)
What(なにを)
Why(なぜ)
How(どのように)
これらを明確することによって、仕事を円滑に進めることが出来てきます。
仕事を振る側はこれらをしっかり伝えることが大事ですし、仕事を受ける側はこれらをハッキリさせた上で仕事を遂行することが求められますね。
新社会人1年生が読むようなビジネス書ではもちろん、中堅の社員さんが読むような書籍にもこのことは書いてあります。
それくらい出来ていなくてはならないことではありますが、出来ていない人が多いのも事実です。
私の務めるブラック企業では、困ったことに社長を筆頭に5W1Hという概念がありません。
何がゴールなのか、何をしたいのか、この仕事は何を見据えた上で進めていくのか。
色々聞いたところで明確な答えは返ってきません。
仕事を受ける身としては非常に困ったもんです。
新年のあいさつ
そんな具体性ゼロな社長ですが、ここ最近の会社の業績が下降気味なことにご立腹です。どうにか売上を回復させたいけど、お飾り社長で自分自身で売上を上げたことがないから、何をどうしたらいいのか全くわかっていません。
ただ、売上は上げたい。
そんな思いを胸に、していたかどうかは謎ですが、社長が新年の挨拶にこんな事を話しました。
『昨年は色々あって、売上が下がっていきました。みんなで色々と頑張ってどうにか売上を上げていきましょう。』
具体性ゼロ!
色々ってなんだよ、色々って。
そもそも売上が下がった原因を色々とひとくくりにしているけど、なんで下がっているか本人はわかってない。
アレがダメですよ、コレがダメですよ、こう変えていきましょう、なんて助言をしても右耳から左耳へスルー。
なんとなく、売上が下がっていると思っている。
会社をどうしていきたいのか、今後どう発展させていきたいのかの展望がまったくない。
そりゃ社長がこれじゃ売上も下がるよね〜。
具体性がないから無駄な押し問答
社長の発言に具体性がないため、何を話しても、どんな打ち合わせをしても全く実になりません。こんなことがありました。
とある取引を検討していた会社があり、試算で年間600万の予算がかかる案件がありました。
私の務める会社は小さな企業なので年間600万なんて大金!
大きな予算ですので、社長に契約するかどうするか確認を取るとこんな返答が返ってきました。

600万はウチの財務的に厳しい!他の会社を検討しろ!
さっそくいくらまでなら予算を組めるか聞いてみました。
すると社長は自信満々にこう答えてきました。

800万は高い!!
いやいや、知ってるよ。
600万円で高いって言ってるんだから、800万なんて到底出せないなんてことは、愚問ですよ。
それでも社畜な私は、いくらまでだったら会社の財務的にOKなんですか?

600万は高い!!
・・・。
もはやRPGの村人Aに話しかけている気分でした。
結局いくらの予算までならOKなのか、何も明確になることなく、ただただ時間だけが過ぎていきました。
おわり
ウチの社長、結局どうしたいんでしょうか。何をきいても、明確な答えが返ってきません。
いっそのこと会社に出社してこないほうが、精神衛生上いい気がするな〜。