あくる日もあくる日も残業。残業代がちゃんと支払われていたらもう少し心もお財布も潤うのに。
今回は取らぬ狸の皮算用、支払われることのない残業代の計算をしてみます。
残業代ってなんだ??
ブラック企業で働いていると残業代ってなんだ?ってなりますよね。それ美味いの?なんてなります。
まずは簡単に残業代の説明をします。
基本的に1日の労働時間が8時間です。
この8時間を超えた労働分は残業時間となり、通常は働いた対価として支払われます。
私の後輩は『この会社には残業代っていう仕組みを導入していないと思っていました』と。
そんな治外法権的なことはありません。
こんな人間がいるのもブラックならではですよね。
ちなみに、残業代はこんな感じで算出します。
残業代計算式
です。残業代=残業時間×1時間あたりの基礎賃金×割増率
なお、私の会社は風が吹けば飛んでしまうような弱小ブラック企業なので、深夜の割増率変更などは加味せず割増率を1.25とします。
※割増率は会社によってかわります。また、深夜でもかわります。
基礎賃金という耳慣れない言葉がありますが、これは普段もらっている給料から1ヶ月を超える期間ごとに支払われる賃金
なんだかややこしいですね。
基礎賃金から省く手当
※1ヶ月を超える期間ごとに支払われる賃金・通勤手当
・住宅手当
・家族手当
・臨時に支払われた賃金
もっとややこしい。
よくわからん、という方は基本給だけで考えてみてください。
あくまでも目安として計算となりますので。
1時間当たりの基礎賃金を算出
それではサクッと計算してみましょう。なお、今回基礎賃金は20万としておきます。
まずは1時間あたりの基礎賃金の算出です。
1日8時間で月21日働いたとします。
月次労働時間
月に168時間が残業の発生しない労働時間です。8時間×21日=168時間
基礎賃金をこの労働時間で割ります。
1時間あたりの基礎賃金
1時間当たりの基礎賃金は約1,190円です。20万円×168時間=約1,190円
安い!
1ヶ月の残業代算出
よし、前置きが長くなってしまいましたが残業代を計算してみましょう。今回の残業時間は、私が2016年に実際に残業していた月90時間を採用します。
1ヶ月の残業代
90時間(残業時間)×1,190円(1時間当たりの基礎賃金)×1.25(割増率)=11万2,455円
11万円!!
給料と足したら31万ですよ・・・。1年の残業代算出
月90時間だったので、1年で1080時間、恐ろしいですね。先程の残業代11万円は1ヶ月分でしたので、これが12ヶ月分で132万円!!
1年分の基礎賃金240万円+1年分の残業代132万で372万円。
あとは手当やボーナスなんかを含めると400万円を超えちゃいますね!!
400万以下の年収は収入じゃない
これは私が知り合いのお医者さんに言われたことですが『年収400万円以下は収入と言わないんだよ』なんて。
おわり
なんだか悲しくなってきました。今日も残業がんばります。