いやいやいや、もう無理ですって。
そんなブラックハットなウチの社長のお話です。
ちょいワルな俺、かっこいいだろ?
ウチの社長、昔はヤンチャをしていたので、アウトローな自分がかっこいいだろ状態です。『昔俺は悪かったんだけど〜。』
『俺の先輩でスッゲー危ない人がいて〜。』
いい年なのにそんな話が出てくることが社員として恥ずかしいのですが、社長はコレがイケテルと思ってます。
仕事の進め方も、やはり悪い感じに無条件で憧れるらしく、正攻法を好みません。
裏技的な、良しとされないことを好みます。
SEO対策もブラックに
そんな社長なので、SEO対策もホワイトハットではなく、ブラックハットを好みます。
MEMO
ホワイトハット:検索エンジンのガイドラインを遵守したSEO対策
ブラックハット:検索エンジンのガイドラインから逸脱した、好ましくないSEO対策
ある日、社長の気まぐれでSEO対策をしてくれる会社の契約を、別会社にするか検討する機会がありました。
今までは何年もの付き合いがある会社でしたが、ホワイトハットな手法が気に食わないらしく、こんなことを言ってきました。
『こんなホワイトハットなやり方じゃ、成果が出ているかどうか全然わかんねぇよ!ブラックハットで一気に成果だそうぜ!』
いやいやいや、今のこの売上の数字見てくださいよ。
成果出てるし、これからも伸ばせる見込み高いじゃないですか。
そんな社員の声はお構いなし。
『俺の人生はブラックハットだったんだ。だからSEOもブラックハットだろ!』
出たよ、このセリフ。
うまいこと言ってやったぜの顔。
腹立たしい。
ブラックハットの成れの果て
ブラックハット推奨の社長、意図せずブラックハットな手法のSEO会社と契約をしてしまい(今どきそんな会社あるのかよと思った)、会社のアクセス数はグングン伸びていきました。『見ろ、ブラックハットですぐに成果が出ただろ!アクセス数が30%も増えたぞ!』
ものすごーく喜んでいますが、コレ、SEO会社が設定したスパムのアクセス数です。
純粋にHPを見に来ているユーザーはどんどん減っています。
見かけのアクセス数にウハウハの社長ですが、このブラックハットなSEO業者と契約してからズルズル売上が降下。
一昨年、昨年と比べて目に見えて売上が下がっています。
ブラックハットでSEO対策したって、良いことが何一つありません。
強いて言えば、会社がブラックハットで更におかしくなった時にブロクのネタが一つできるくらいでしょうか。
おわり
売上がどんどん下がるにつれ、社長がこんなことを言い始めました。やっぱりホワイトハットじゃなきゃダメだって俺が言っただろ!
はいはい、お好きなようにいってください。
今更そんなこと言ったって、売上は下がってきていますよ。